世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は人や地球にやさしい「サステナブルホテル」についてご紹介します。
トラベラーが注目!人にも地球にもやさしいサステナブルホテル
サステナブル商品やサステナブルファッションなど、自然や社会への配慮が、企業や個人の間で広がっています。さまざまなジャンルでサステナビリティが意識されるようになってきましたが、近年、トラベラーの間で「サステナブルホテル」が注目されているのをご存じでしょうか。
「サステナブルホテル」とは、環境や社会に配慮されたホテルのこと。「エコホテル」や「エシカルホテル」、「SDGsホテル」などと呼ばれることもあります。
再生可能エネルギーを使用したり、プラスチックの使い捨てアメニティの配布をやめたり、食材をコンポストしたり……。そのアプローチはさまざまで、それぞれのホテルが、環境にやさしい取り組みを行っています。また地元の食材を使ったり、地元密着型のツアーがあったりと、地域活性化に取り組むホテルも多いです。
沖縄・宮古島に100%再エネのオフグリッド型ホテルが登場
2023年4月1日、沖縄県宮古市でサステナブルなホテルがオープンしました。その名も、オフグリッド型ホテル「ZUMI TERRACE(ズミテラス)うちなーみやリゾート宮古島」です。全12室という小規模ながら、それぞれの部屋が異なる設計になり、各部屋にバレルサウナがついているという、遊び心いっぱいのホテルなんです。そして注目したいのは「オフグリット」というキーワードです。
「オフグリッド」とは、電気を電力会社からの供給に頼らず、自家発電を行っている状態のこと。こちらのホテルでは、客室内の全電力を、100%太陽光発電と蓄電池でまかなっています。
ホテルから車で5分の場所には、東洋一の美しさとも言われている「与那覇前浜ビーチ」があります。オフグリットによって、このような美しい自然が守られるのなら、うれしいことですよね。
京都や東京のホテルでも。広がるサステナブルホテル
ほかにも日本には、魅力的なサステナブルホテルがあります。
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例えば、京都にある「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」。サステナビリティに配慮されたアメニティや、割れたり欠けたりした茶器の金継ぎなど、環境に配慮された取り組みを積極的に取り入れていて、「人にも、自然にも、いいものを。」をコンセプトしたホテルです。
2017年に渋谷で開業し、ラグジュアリーな佇まいで人気を集めるTRUNK(HOTEL)もまた、サステナビリティを意識したホテルです。
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SOCIALIZING(自分らしく、無理せず等身大で、社会的な目的を持って生活すること)をコンセプトとしていて、難しく苦しいイメージのある社会貢献ではなく、ひとりひとりが無理なく社会貢献できるような工夫を、ホテルのあちこちに施しています。また、売上のうち毎年500万円を寄付することを目標としているそう。
日本だけでなく、世界中で注目が集まっているサステナブルホテル。ぜひ、次の旅行の宿泊先には、サステナビリティという観点でホテルを選んでみませんか?
Text:Tommy