「気になる10代名鑑」の383人目は、nodokaさん(19)。東京文化服装学院で学びながら、オリジナルブランド『nocca』の運営・デザイン・制作を行っています。すべての女の子が自信を持って好きな格好を楽しめる世の中にしたいと語るnodokaさんに、活動を始めた背景やブランドに込めた思いについて伺ってみました。
nodokaを知る5つの質問
Q1. どんな活動をされていますか?
「専門学校でファッションについて勉強しながら、オリジナルのブランド『nocca』を運営しています。最近は服をつくるだけじゃなく、インスタグラムでの発信にも力を入れています。
女の子たちが、誰の目を気にすることなく、自信を持って歩けるように、ファッションを通してその手助けができればと思っていて。だからこそ、わたし自身も、自由なファッションを楽しんでいるアイコンのような存在になることで、好きな服を着ることへの抵抗感や不安が減らしたいという思いで活動しています」
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「小中高の学校生活で、外見に関して、心無い言葉を投げられた経験があって……。どれだけ痩せてもまわりの目が気になるようになって、痩せていることが正義だと思うようになったんです。
ある日、私と同じような悩むを抱えている女の子たちが、たくさんいることに気づいて。その苦しみが痛いほどわかるからこそ、わたしが得意なことを活かして、少しでも手助けができればって思ったんです。そこからブランドを立ち上げたり、SNSに文章を載せたりするようになりました」
Q3. 活動するうえで大切にしていることは?
「何をするにしてもまず、自分が楽しめないことはしないようにしています。アルバイトや学校の勉強であっても、行きたくない、苦しいと思ったら、心の声に従って辞めます。でも、ただ辞めるんじゃなくて、新しく自分がチャレンジできる『何か』を絶対に設定するようにしていて。自分の心の健康は結局、自分で保つしかないと思っていて。
よく『若いから大丈夫』という言葉をかけられがちですが、わたしたちからすると、自分の人生で、いまがいちばん若くない。だから、根拠のない『大丈夫だよ』という言葉は、ときに凶器になると思うんです」
Q4. 影響を受けた作品を教えてください
「小さいときに観た、映画『プラダを着た悪魔』です。作品自体も大好きなのですが、特に劇中に出てくる『世界中の女の子の憧れ』というセリフに影響を受けました。このセリフを聞いたとき、わたしも『世界中の女の子の憧れの1部になりたい!』と幼いながらに感じたんです。いまも、このときの思いが原動力になっています。
もうひとつ、作中で、編集長のミランダがすごい豪雨を見て『こんなの小雨じゃない』と言うシーンがあるのですが、この言葉もとても印象に残っています。とても前向きな言葉だと思うんです。なのでわたしも、どんなにつらいことがあっても『こんなの小雨だ』と思うようにしてます」
Q5. 将来の夢は?
「30年後でも40年後でもいいので、自分のブランドを成功させて、自分のお城を建てることです。『noccaの服を着ている私は無敵!』と思ってもらえるようなブランドをしたいです。
学校を卒業したら、まずどこかのブランドに就職して、自分のブランドを立ち上げるまでの準備を進めていこうと思っています。後悔しないように、いろいろなことに挑戦していきたいです」
nodokaのプロフィール
年齢:19歳
出身地:大阪府四條畷市
所属:東京文化服装学院
趣味:ウィンドウショッピング、絵、妄想
特技:絵、フルスタイリング
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Photo:Eri Miura
Text:Mai Sugawara