「気になる10代名鑑」の385人目は、はやまさん(19)。高校時代から学生団体を立ち上げるなど、課外活動に取り組み、現在は通信制大学に通いながら、インターン活動などに精力的に取り組んでいます。「人のためになることをする」という大きなテーマのもと、さまざまなチャレンジを続けるはやまさんが、活動をするうえで大切にしていることや、新しく始めた挑戦について詳しく聞いてみました。
はやまを知る5つの質問
Q1. プロフィールを教えてください。
「新潟産業大学が設置する通信制大学『ネットの大学 managara』に在学している大学2年生です。主に経済や経営について学んでいます。去年は、市民大学でもある『さとのば大学』にも在学していて、北海道に移住して、北海道の名寄市で課題解決型学習をしていました。現在さとのば大学は休学しています。
高校生のころから、わくわくしながら自分らしく生きることをコンセプトにした学生団体を立ち上げて、オンラインで活動したり、オフラインイベントの運営をしたりするなど、課外活動に力を入れて取り組んできました。新しい環境に行けば、いつか何者かになれると思って、日々、自分のやりたいことと向き合っています」
この世界の中心にいるのではないかと思うほど広い世界。
自分がいかにちっぽけか、いかに弱々しいかを感じた。半年前に考えた自然を感じるを少し感じたかも#八重山病 pic.twitter.com/pBbdmajaOI
— Hayama (@hayma_0829) February 19, 2023
Q2. 活動を始めたきっかけは?
「高校生のときにコロナが流行って、学校に行けなくなったり、学校行事がほとんど中止になったりして、学内でできることがなくなってしまったんです。それでも何かアクションをしたくて、自然とSNSで流れていた課外活動に興味を持つようになりました。
オンラインで活動することの楽しさを知ったのは、株式会社TABIPPOが主催する『世界一周の夢を叶えるコンテストDREAM』に参加したことがきっかけです。直接対面しなくても、こんなに同じ思いを持ったたくさんの人とつながれることに驚きました。さらに僕自身、自分ひとりで何かを成し遂げることへの楽しさよりも、誰かの夢やアクションを伴走しながら、何か楽しいことをつくるほうに興味がある、と気づくこともできました」
Q3. 活動するうえで、大切にしていることはありますか?
「気の向くままに楽しいことをどんどんやってみること、選択肢を広く持って、なりたい自分像を考えることを意識しています。あと、友達や仲間の夢や目標を叶えるために自分ができることは何かを常に問うようにしています。
僕は小学校のころから、人をまとめる役割を担うことが多くて。プレイヤーでもあるけど、マネジメントもしなきゃいけない、みたいな立ち位置にいることが多かったんです。部活動ではずっとキャプテンをしていました。そのおかげで広い視野を持って、全体を俯瞰して考えることができるようになったんですが、プレイヤーとして自分の実力を100%出し切ることは正直できなくて。
いままで大きな賞なども獲ったことがなく、自分に自信が持てないからこそ、何か人のためになることをやって認められたい、誰かといっしょに大きなことを成し遂げたいという気持ちが強いんだと思います」
Q4. 最近新しく始めた挑戦は?
「スポーツ選手やスポーツチームのサポートをする会社で、インターンを始めました。まだ始めたばかりなんですが、『アスリートが100%の力を発揮できるように』を常に考えている会社で、自分のやりたいことの方向性が間違っていなかったと再認識できる機会も多く、すごくやりがいを感じています。
具体的には、ガンプ鈴木さんという人力車でアメリカを縦断したり、世界一周にチャレンジしたりする方のチームで動いていて。彼の夢を叶えるために、いろんなサポートの仕方があることを日々勉強しています」
走ってて良かった。
サッカー選手の夢あきらめて
バックパッカーになって
人力車に出会って
今は人力車で世界を旅して
一体何のためにやってるの?
って聞かれることや
自分でも想うこと沢山あった
だけど今は自信もって言える
“楽しいからやってます”
せっかくの人生やからな
明日は #スッキリ するで https://t.co/enjQayPgYd— ガンプ鈴木(人力車の旅人) (@rickshawsgump) October 30, 2022
Q5. 今後の展望は?
「夢はまだ考え中です。いまやっていることの延長になるけど、すべての人がやりきれる環境づくりには携わり続けたいと思っています。
自分がやっていて思ったことでもあるんですが、学生団体って、やっぱり力が弱いなって思うんです。大人が目を向けていないことに、高校生・大学生が気づいてやっているのは、とってもすごいこと。でも、結局どこかからお金をもらわないと活動を続けるのが難しいし、お金を集めることに意識が向いていくと、本来自分たちがやりたいこととやらなきゃいけないことへの乖離が生じてしまうこともあります。
これはマイナースポーツのアスリートや若手アーティストにも同じことが言えると思っていて。実際、僕が尊敬する人たちでも、お金を理由に、諦めてしまう人がいました。だから、誰かの『やりたい』という思いに対して、金銭的にも心理的にもやりきれるサポートが整う社会をつくることに貢献していきたいと思っています」
はやまのプロフィール
年齢:19歳
出身地:埼玉県さいたま市
所属:ネットの大学 managara
趣味:スポーツ観戦
大切にしている言葉:Just For Fun
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya