いまや、スマホひとつであらゆることが完結できるようになって、荷物といえば、ミニバッグや小さな折り畳み財布など、だんだんミニマムになっていますよね。
しかし! それでも手ぶらとはいかないのが、日々勉学に勤しむ学生さんたち。教科書やPC、さらにいろいろな活動で使うものなど、ミニマムではいられません。令和時代のいま、授業のある日はどんなものを持ち歩いているんでしょうか。この企画では、街ゆく学生さんにお声かけして、その持ち物にを見せてもらいました。バッグのなかに潜む、“若者のリアル”を徹底解剖していきます!
セルフ写真館でアルバイトする大学3年生。MYバッグを見せて!
第1回は、早稲田生に突撃インタビュー。アイテムひとつひとつにこだわりがキラリと光る持ち物を見せてもらいました。
ー自己紹介からお願いします!
「早稲田大学の人間科学部環境学科の3年生、ほのかです。普段は所沢キャンパスに通っているのですが、今日はたまたま用事があって、早稲田キャンパスに来ていました」
ーアルバイトは?
「もともと韓国で流行っていて、日本に上陸した『セルフ写真館』で働いてます」
ー今日のスタイルにぴったりなトートバッグは、どこで購入したんですか?
「渋谷のPARCOに、ベーシックな色を基調としたアイテムを取りそろえているikiっていうブランドがあるんですけど、そこで買いました。大きくて使いやすいので、お気に入りです」
スマホの裏は第2の収納! こだわりの詰まったバッグの中身は…
ー早速ですが、中身を見せてください。まずは、ノートとファイルですね。教科書は持ち歩かないんですか?
「はい。教科書は基本ないので、ほとんど持ち歩かないです。普段はパソコンで、スライドを確認しています。たまに先生が配るプリントをまとめているファイルは、上野の美術館でゴッホ展がやっていたときに買ったものです。スライドがない先生だと、板書が必要になるので、そういう場合のために、授業用ノートも必ず持ち歩いてます」
ー続いては、かわいいポーチですね。
「そうなんです! このちっちゃなパグのポーチは、お直しのコスメなどの必需品が入ってます」
「このクシは、Poteteっていうヘアメイクアーティストの方が手がけてるブランドのもので、すごく気に入ってます。あとは落ちにくいと話題のKATEのリップモンスター。人気すぎて、何か所もお店を回って、やっとゲットできました!」
「アクセサリーは忘れたり、なくしてしまうときが多いので、Vivienne Westwoodのポーチのなかに入れて持ち歩いています」
ースマホケースの中から、いろんなアイテムが出てきましたね(笑)。
「スマホケースは、もう、サブバッグ扱いですね(笑)。何かあったときの備えとして、絆創膏と胃腸薬はいつも持ち歩いていて。
あとは、麒麟の川島明さんの展覧会に行ったときに買ったステッカーや、Masanao Hirayamaのイラストのステッカーなど、お気に入りのステッカーを数枚入れています」
ーお財布はすごいコンパクトですね。中身もチェックさせてください!
「現金は1000円だけを持ち歩いて、基本はクレカを使ってます。財布を無くしてしまったことがあって……、それからはAirTagをつけるようにしています」
「お財布の中に、伊勢神宮の特別参拝券をお守りとして入れてます! 令和5年まで有効なので、それまでにまた行きたいです」
ー持ち歩いているひとつひとつに”好き”が詰まっていた、ほのかさん。ご協力ありがとうございました!
Photo:Kaori Someya
Text:Sayuri Otobe
Edit:Atsuko Arahata