「気になる10代名鑑」356人目は、こはるさん(15)。クリエイティブ全般に興味をもち、特に、小さいころから文章を書くことが好きだったことから、いまは本格的に小説を書いています。日常生活や人間観察が作品のヒントと話すこはるさんに、創作活動に対する思いや将来の夢など、たっぷり語ってもらいました。
こはるを知る5つの質問
Q1. いま力を入れている活動は?
「小説や詩など、文章を書くことに力を入れています。文章を書くことは、小学生のころから好きで、想像の世界を物語にして、裏紙に書いていました。それから中学受験のときに、作文に真剣に取り組んだこともあって、だんだんと本格的に文章を書くようになりました。
小学生のときはすごくファンタジーなものを書いていて……。ケサランパサランが女の子と暮らす話とか(笑)。最近は、世界観自体はファンタジーでありつつも、もう少し現実味を帯びた内容にしているので、小説らしくなってきました」
Q2. 創作活動のテーマは?
「身近な日常から連想して物語を作っていくことが多くて。小さな出来事や心の動きにフォーカスした作品をつくりたいんです。
物語を作るときは、人間観察して見つけた人を登場人物にしています。そして、この人だったらこんな行動をするかなぁとイメージを膨らませていって、物語にするんです。
人間観察は、よくスーパーマーケットに行ってやっています。スーパーって、生活のためにいろいろな人が買い物をしていて、その人の日常や性格が表れるような気がするんですよね。例えば、こういう買い物をしている人は、きっとこんな毎日を送ってしているかな……とか。そういう想像をメモして、小説のヒントにしています」
Q3. 影響を受けた作品は?
「ウォン・カーウァイの映画が大好きで、影響を受けました。近所の映画館で、『恋する惑星』の上映を予告するポスターがたまたま目に入ったのが出会い。雰囲気や世界観に引き込まれてしまい、すぐにひとりで映画館に観に行きました。
音楽と映像がこんなにマッチしている世界観を作れるってすごいなと思って。文章だけでなく映像にも興味を持つようになりました」
Q4. これまでで印象的だった出会いは?
「10代向けのクリエイティブスクール『GAKU』で出会った友人との出会いはとても刺激的で。どんなものをつくったら面白いか、アイディアをシェアできるのがとても楽しいです。学校では出会えない仲間です。
以前、『GAKU』のメンバー4人で集まったとき、そのうちのひとりが書いた小説を読ませてくれたんです。みんなで感じたことを言い合ったんですけど、それぞれ視点が違っていて。作者の意図を感じ取っている子もいれば、違った視点で新しい気づきを与えてくれる子もいて。人それぞれ、そういう違いがあるのも面白いなって気付けました」
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Q5. 将来の夢は?
「いまの段階で抱いている将来の夢は、小説や脚本をつくって、それを映像化することです。でもデザインにも興味があるし、映像の作り手にも興味があって。それに、全然違うものに魅力を感じたら、そっちに夢中になるかもしれない。
だから、いろんなものに興味津々で、まだどうなるかわからないっていうのが、正直なところです。ただ、自分の好きなことで食べていくぞっていう思いは変わらないと思います。
まずは自分が納得できる小説を書いて、世に出すことが目標です。まだ勇気がなくて、自分の中にしまってあるので……。堂々と世に出せる作品になるよう頑張ります」
こはるのプロフィール
年齢:15歳
出身地:東京都
所属:GAKU
趣味:おいしい餃子の店をみつける、ギター、小説を書くことと読むこと
特技:餃子をつくること
大切にしている言葉:諦めたらそこで試合終了
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