「気になる10代名鑑」の345人目は、SAWAKOさん(18)。プロのダンサーを目指して都内のスクールに通い、ダンスを究めながら、ときには指導者として、後輩の育成指導にも携わっています。感謝の気持ちとチャレンジ精神を忘れずに踊り続けているというSAWAKOさんに、ダンスを始めたきっかけや、憧れの存在について聞いてみました。
SAWAKOを知る5つの質問
Q1. いま、いちばん力を入れていることは何ですか?
「ダンスです。3歳のときから始めて、いまでもほぼ毎日レッスンに通っています。ジャンルはジャズファンクで、キレや美しさを表現するダンスをやっています。
実はレッスンの初日、先生から『リズム感がない』と言われたんです。だから、一時期はリズム感を培うために、ピアノを習っていた時期もありました。
ただダンスを学ぶだけじゃなく、発表会にも積極的に出演しています。見てくださるお客さまには、チケット代だけではなくて、その時間もいただいているのという感謝の気持ちを忘れず、全力で取り組んでいます。また、アイドルの振り付けのアシスタントをさせていただくこともあります」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「きっかけは母に勧められたことで、自分から『やりたい!』って始めたわけじゃないんです。ただ、そのときにダンスを教えてくれていた先生がすごく素敵な方で、どんどんダンスの魅力にハマっていって。最終的には所属できるギリギリの年齢の小学校6年生まで、地元でダンスを続けていました。
中学生になってからもダンス部に入ってダンスは続けていたんですが、正直、自分がやりたかったジャンルじゃなかったんです……。もっと本格的にダンスを習いたいという思いを両親に伝え、都内のダンススクールに通わせてもらえることになりました。おかげで、いまもプロフェッショナルの先生たちやプロダンサーを目指す仲間に囲まれながら、ダンス漬けの毎日を送っています」
Q3. 活動に影響を与えた「作品」や「人」などがあれば、教えてください。
「ふたりいて、ひとりはJ.Y. Parkさん。『Nizi Project』のときに言っていた『過程が結果をつくって、態度が成果を生む』という言葉が、とても印象的で。そのとき私はスランプに陥っていて『なんで成長できないんだろう』と悩んでいたんです。でも、この言葉を聞いてからは、結果だけを追い求めるのではなく、そこまでの過程をもっと大事にしようと思えるようになりました。
もうひとりは、BTSやKing&Princeの振り付けなどを担当されている、ダンサーのRIEHATAさん。二児の母でもありながら、ダンサーとしていまなお最前線で活躍されていて、同じ女性として憧れの存在です」
Q4. 最近、新しく始めた挑戦はありますか?
「最近、地元のダンススクールの小学生クラスで、ダンスを教えるようになりました。そこは私がもともと通っていたスクールなのですが、先生もご高齢で、教える人がいなくなってしまったんです。でも、ダンスをやりたい子どもたちはたくさんいて、先生としても、親御さんとしても、スクールを継続させたいという思いがあったようで。そこで、卒業生である私に声がかかったんです。
人に教えた経験はなかったので不安もありましたが、これまで自分が教わってきた経験から、どうやったら楽しく踊ってもらえるか、どうやったらその子のスキルをもっと引き出してあげられるのかを考えながら、指導しています。難しい言葉をできるだけ使わず、とにかくダンスを楽しんでもらえる時間になったらいいなと思って、レッスンをつくっています」
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Q5. 今後の展望や将来の夢を教えてください。
「プロのダンサーになって、ダンスを通して世界中の人とつながったり、誰かに勇気や希望を与えられる存在になりたいです。
ダンスって、国籍や性別、年齢を問わず、誰とでもコミュニケーションを取ることができる手段のひとつだと思っていて。だから、いずれは海外にも挑戦したい。特に行ってみたいのは韓国。K-POPが好きというのと、韓国はバックダンサーのニーズが高く、チャンスの機会も多いと思うからです。もちろん、ライバルも多いと思いますが、恐れずにどんどんチャレンジしていきたいと思っています」
SAWAKOのプロフィール
年齢:18歳
出身地:千葉県松戸市
特技:書道
大切にしている言葉:素直、感謝、謙虚
SAWAKOのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya