「気になる10代名鑑」の318人目は、なつキ(18)さん。高校に通いながら、フォトグラファーとして活動し、作品をInstagramに発信しています。春からは写真の専門学校に通うことが決まっているというなつキさんに、今後の展望やカメラを始めたきっかけについて、聞いてみました。
なつキの活動を知る5つの質問
Q1. いま力を注いでいる活動は?
「写真を撮ること、このひとつに尽きます。将来は写真家になりたくて。今はまだ独学でカメラを学んで、日々撮影をしている、いたって普通の高校生なのですが、夢を叶えるために、ひたすらにシャッターを切り続けています。
日常のひとコマを写真に収めることが多いので、カメラは常に持ち歩いているんです。撮った写真はレタッチをした後に、Instagramの写真専用のアカウントにアップしています」
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Q2. カメラを始めたきっかけは?
「もともと、趣味程度でスマホで写真を撮ってはいたのですが、本格的に撮影し始めたのは高校1年生のときです。
ある日、いつも通り過ぎて行く日常の一瞬をカメラに収めている方に偶然遭遇したんです。撮影している様子を見て、見慣れている景色がカメラを通すことによって、大切な一瞬になることに気付いたんです。いま思えば、これが人生のターニングポイントなのかもしれません。
この出会いがきっかけで、自分でもそんなふうに日常の一瞬を切り取って特別なものにしたいと思って、カメラを始めました」
Q3. 創作をするときに意識していることは?
「どんな写真を撮るときも、自分と対象物の“らしさ”を残せるように心がけています。
例えば、人物を撮るときは、その人の人間性が伝わってくるような表情を切り取ったり、その人のもつ“らしさ”が反映されたものを、画角の中に見切れさせたりしているんです。
でも、写真の色味とかにはこだわりがなくて。写真家の方って、写真を見たら誰が撮ったかわかるみたいなことが多いと思うんです。でも私は、その時撮影する人やもの、風景にいちばん合った方法で撮影したいと思っていて。自分の個性を出すことにこだわらずに、広い表現方法で、自由に撮影したいと思っているんです」
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Q4. 活動している中で印象的だった出来事は?
「モデルを目指す友人の応募写真を撮影したことです。友人の夢を、写真を通して応援することができたのがとても嬉しくて。自分が撮った写真が、誰かの役に立つなんて、写真家冥利に尽きるなって思いました。
あと、Instagramに作品を載せるようになってから、写真を誉めていただく機会が増えたことも、とっても嬉しくて。趣味で撮っていたころでは考えられないことなので、これからも頑張ろうとなりますね」
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Q5. 将来の展望は?
「いろいろなジャンルの写真が撮れる写真家になりたいです。私の写真が、仕事として必要とされる……そんな世界が実現できたらと思って。写真を始めて日が経つにつれて、この思いは強くなっています。
夢を叶える第一歩として、高校卒業後は写真の専門学校に進学することを決めました。いままで独学で学んできたカメラを専門的に学べることにワクワクしています。つまずくこともあるかもしれませんが、ずっと何かを探して、追いかけて、学んでを繰り返して、成長していきたいです」
なつキのプロフィール
年齢:18歳
出身地:埼玉県
趣味:歌うこと、写真を撮ること
大切にしている言葉:ごめんね、ありがとう
なつキのSNS
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Photo:Eri Miura
Text:: Mai Sugawara