2023.01.28 Teen's Snapshots

目指すのは助演男優賞！演技、ダンス、音楽、アクロバットと、マルチな才能で表現を究める【下川恭平・18歳】

「気になる10代名鑑」の314人目は、下川恭平さん（18）。映画や舞台で俳優として活躍する高校3年生です。演技以外にも、TikTokで同級生と歌声を発信したり、「トリッキング」というアクロバットに挑戦したりと、さまざまなジャンルでセンスを発揮する下川さんに、活動を始めたきっかけや将来の夢について、聞いてみました。

下川恭平を知る5つの質問

Q1.プロフィールを教えてください。

「俳優として、映像や舞台などでお芝居をしている高校3年生です。最近だと『舞台鬼滅の刃其ノ参無限夢列車』で、煉獄杏寿郎の弟役として出演していました。

また、俳優業とは別に、高校の同級生3人と一緒に、『Beatmonster』という音楽ユニットを組んで、音楽活動もしています。いまはTikTokにカバー動画をアップするのが中心ですが、オリジナル曲にも挑戦中です」

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Q2.いまの活動に興味を持ったきっかけは？

「3歳のころから、地元・札幌の劇団でミュージカルに出ていたんですが、小学生の途中までは、役者というよりダンサーを目指していました。でも、2015年に、北海道でロケがおこなわれた『きみはいい子』という映画に出演してから、俳優業への憧れが強くなって。そのときに芸能事務所からお声がけいただいたのもあって、中学入学を機に上京しました。いまは事務所から離れて、フリーで活動しています。

『Beatmonster』は、もともと文化祭のために結成したんです。僕以外のメンバーは、TikTokで海外からも人気を集める和太鼓奏者と、プロダンスリーグ『D.LEAGUE』のMVDにも輝いたことのあるダンサー。それぞれがまった違うジャンルで活動していて。それぞれの夢を優先したいので、高校を卒業したら活動ペースは落ちてしまいますが、ファンの方からのコメントがすごく嬉しいので、不定期でも続けていけたらなって思ってます」

@beatmonster_official3人だと最後で必ずふざけちゃう🤓 (再投稿！) #ルージュの伝言 #荒井由実 #弾き語り #高校生 #ジブリ #おすすめにのりたい ♬ オリジナル楽曲 – ビートモンスター – ビートモンスター

Q3.趣味はありますか？

「ずっと続けていたダンスと、それからビートボックス、あとはトリッキングという、蹴り上げながら体を回転させるアクロバットなスポーツが趣味です。

『Beatmonster』は、もともと僕のビートボックスとみんなの個性を集合させて『ビート太鼓ダンス』なるものをやっていて。でも、融合させるのが意外と大変で、僕はボイパからコロナの時期に始めたギター担当になって、ダンサーがボーカルになって、いまの形に至ります（笑）。

トリッキングは、アクションのレッスンがきっかけで高校2年生から始めました。今はオンライン講座を受けながら練習中なんですが、このスキルを活かして、今後はアクションのお仕事も増やしていけたらなって思っています！

こんな感じで特技は多いんですが、音楽、ダンス、トリッキングと、自分の体で直接何かを表現することが根っから好きなんだと思います。上京してきたときも、芸能以外は考えられないって強い気持ちがあったので、迷いとかもほとんどなかったんです」

Q4.活動のなかで、苦悩や困難はありますか？

「実力では絶対に負けないと、オーディションに挑んでいますが、最後の最後で、未経験の子が選ばれて落ちることもあったりして……。「努力は報われ……ないじゃん！」と本当にへこむんですが、そんな自分と日々闘っています。

それに僕は、高身長のイケメン枠じゃない。僕が目指しているのは、個性的で圧倒的な演技力で魅せる、3枚目ポジションなんです。いまでこそこの見た目は最高の武器だと思っていますが、元々はコンプレックスだったんです。でも、もちろんそのポジションにもライバルはいっぱいいる。だからこそ、演技には妥協せずにいたい。替えの効かない表現方法は何か、常に観察と研究を重ねています。

最近出演した『はじめての映画』という作品では、全編アドリブのお芝居にも挑戦しました。泣くシーンがあったのですが、カットがかかっても、涙が止まらなくて。そんなふうに、あくまでフィクションなのに、自分と役が近どんどん近づいて、思ってもみなかった感情が現れてくる。お芝居をしていると新しい自分に出会える感じがして、楽しいんです」