2023.01.16 Teen's Snapshots

世界で通用するバンドになるためには、圧倒的なギタースキルが必要。技術にこだわる高校生ギタリスト【Soshi（Proof 4 One）・17歳】

「気になる10代名鑑」の304人目は、「Proof 4 One」のSoshiさん（17）。「Proof 4 One」は、TikTokにアップしたカバー動画をきっかけに、注目が集まっている高校生4人組バンド。Soshiさんは、リードギターを担当しています。小学生のときからギターを習い、バンド加入を経て、ギタリストとしての高みを目指すことになったというSoshiさんに、活動に対する思いやメンバーへの本音を聞き出してみました。

Soshiを知る5つの質問

Q1. 自己紹介をお願いします。

「Proof 4 Oneで、ギターを担当しているSoshiです。

ギターは父親の影響で小学2年生くらいから始めて、レッスンに通っていたんです。でも中学になって、部活に入ったら忙しくなっちゃって、一度やめていて。卓球部だったんですけど、けっこう楽しかったし、頑張っていたんですよ。とはいえ、自分でたまに弾いたりはしていて……。

で、中2のときに、いまのバンドのリーダーのKantoが家に遊びに来たときに、『ちょっと弾いてみてよ』ってなって。そうしたら、ちょうどSatoshiとバンドを組もうとしていたタイミングで、誘ってもらったっていう感じです。あれがきっとターニングポイントで、Kantoと仲良くなっていなかったら、音楽を続けていなかったかもしれないですね。

音楽以外だと、マンガとかアニメが好きですね。『ワンピース』と『チェーンソーマン』が好きです。あとはゲームもたまにします」

Q2. バンド活動で大切にしていることは？

「ギターの音の出し方にこだわっています。小さいときからギターを習っていたのもあるし、いい先生に恵まれたのもあって、ギターの技術には少し自信があるし、だからこそ、もっともっと磨かなきゃダメだなって。というか、逆にいうと、作曲のセンスとかはまだないので、まずはギターのスキルでバンドに貢献したいです。

ギターって、エフェクターとかでいろんな音作りはできるけど、やっぱり最終的には、きれいな弾き方ができるかどうかがすごく大事だって思っていて。その曲に合っているかとか、ちゃんとした指の押さえ方ができているかとか、基礎的なことなんですけど、いまはそれがすごく大事だなって思って、意識して練習しています。

建物とかもそうですけど、やっぱり基礎がしっかりしていないと、高いビルとかは建てられない。それと同じだと思っているので」

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Q3. バンド活動をする中で、壁に感じたことは？

「僕らにとって2回目のライブのことなんですけど、あまり納得のいく演奏ができなくて……。

1回目のライブがアコースティックだったので、2回目は初めてロックっぽいセットでやったんですけど、全体的に時間が押していて、リハーサルとかもちゃんとできなかったのもあって、自分たちの出している音がちゃんとつかめないまま、進んでしまって。

個人的にも、もっとドラムの音を聞きながら演奏できたらなっていうのが反省点でした。けっこうたくさんのお客さんが来てくれたのもあって、少しテンパっちゃったのもあるし。まあ、それも全部言い訳にしかならなくて、シンプルに技術が足りなかったんだと思います。

やっぱり、もっと練習しなきゃダメだなって思ったし、他のメンバーが出している音をちゃんと聴ける余裕がないと、いい演奏はできない。悔しかったけど、それを知ることができた、いい機会だったなって思っています」

Q4. メンバーについて、それぞれどう思っていますか？

「Reoは高1からドラムを始めたんだけど、もともとすごく音楽が好きなのもあってか、めちゃめちゃ上達が早い。テスト期間とか、なかなかバンドで集まれないときも、ひとりでスタジオに行って練習したりしてて。そういう健気というか、頑張る姿勢は見習わなきゃなって思っています。

Satoshiはうちのバンドの中では、音楽センスが抜きん出ていて。自分も耳コピをやるけど、わからないところはSatoshiに教えてもらうことも多いです。作曲とかも今のところはほとんどやってくれて。リーダーはKantoなんですけど、部活でいうとエースみたいな存在。もう信頼しかないです。

そのKantoは、やっぱりリーダーということもあって、熱量がすごい。世界を目指すっていう目標を立てても、それを夢として終わらせないパワーがあるんですよ。ギターを始めたのは遅かったから、まだまだ演奏のスキルはこれからのところはあるけど。でも歌は、僕が今まで出会った人のなかで、いちばん好きな声ですね」

Q5.将来の目標はありますか？

「バンドとして掲げている『Billboard Hot 100』で1位を取ることと、ワールドツアーをすること。そのために、現時点としては、たくさんの人に自分たちのことを知ってもらって、自分たちの音楽に触れてもらいたいです。

あとは、『チェーンソーマン』のアニメにハマっていたんですが、そこに、大好きなアーティストであるVaundyがフィーチャーされていたりして、すごく興奮して。ちょっと前ですけど映画の『るろうに剣心』のONE OK ROCKとか。そんなふうに、自分の好きなマンガやアニメと、自分たちの音楽がコラボレーションできることが、将来の夢のひとつです！」