タイムリーな話題から、カルチャー、さらには社会問題まで、さまざまなテーマについて、リアルな10代の声を聞くシリーズ「10代リアルVOICE」。
今回のテーマは「スケジュール管理」。新しい年を迎えて、手帳を新調したり、管理ツールを変更したという人も多いのではないでしょうか。そこで、マルチに活動し、多忙な毎日を送っている5人の10代に、自分なりのスケジュール管理方法について聞いてみました。
1. 鵜飼ひなたさん「カレンダーとメモアプリで、忘れ物や遅刻を防ぎます」
「iPhoneのカレンダーアプリと、メモアプリを使っています。 予定は全部カレンダーアプリに登録して、 メモアプリに細かいスケジュールを書き込んでいます。
本当に自己管理が苦手で……。気を抜くと、約束の時間に遅れてしまうので、あらかじめ朝の電車を調べて、画像を貼っておくようにしています。ギリギリだといつも遅れちゃうので、予定より1本前に乗るスケジュールで動くように意識しています。
あと、家を出るまでの行動、たとえば起床時間やメイクの時間を分単位でメモしたり、持っていくものなどを書き込んだりもしています。 いろいろと忘れがちなので、事前に防げるように気をつけています」
2. 戌宮はつねさん「締切はあえて前日に設定して、余裕を持たせるようにします」
「私はTime TreeとLINEのKeepメモを使っています! Time Treeには、予定や制作物の締切を書き込んでいて、毎日確認するようにしています。ここに締切を入れるとき、余裕を持たせるために、あえて締切前日の日に書いたりします。
LINEのKeepメモは、時間単位の細かいスケジュールをメモするときに使用しています」
3. かほさん「予定は移動時間も含めると、空き時間を可視化できる!」
「私はYahoo!カレンダーとGoogleカレンダーのふたつを使っています。 両方とも同じスケジュールを入れていて、Yahoo!カレンダーにはその日の予定と、友達や知り合いの誕生日を入れていて、どちらかというとTo Doリストみたいに使っています。Googleカレンダーには、分単位での予定を入れていて。使い方のポイントは、移動時間もちゃんと記入すること。そうすることで、予定を組む際に実は移動時間だった……ということがなくなって、自分の空き時間を可視化できるんです。
また、パートナーにカレンダーを共有しているので、お互いの空き時間を確認できるようにしています」
4. りょうたさん「手帳とアプリで使い分け。平日と休日の使い分けを大事にしています」
「僕は手帳とGoogleカレンダーを使っています。 手帳でその日の項目だけ書いておき、Googleカレンダーで二重で確認できるようにしています。予定の詳細の時間を把握するのは、基本的にGoogleカレンダーです。
いちばん気をつけているのは、平日と休日の使い分け。 イベントがない場合は、基本的に休日には活動の予定を入れないようにしています。 平日にミーティングや打ち合わせがたくさん入るのはいいけど、休日には仕事やタスクを持ち込まないようにしています。 やっぱり、休日は自分の思考整理の時間にしたり、カルチャーなどの吸収をしたいから。展覧会や展示会に行って、自分のアイディアを広げるための日に充てています」
5. 浅葱凜さん「手帳のみで管理!調整日を入れるのがポイントだけど、まだまだ試行錯誤中…」
「私はデジタルツールでのスケジュール管理がめちゃくちゃ弱くて、中高生のときから変わらず、手帳で管理しています。スケジュール管理のポイントは、1週間に1、2回は「調整日」を入れること。でも、いまだに大学と映像制作活動の両立は難しくて、スケジュール管理は試行錯誤しています。
私の場合、週に3回は学校に行く日にしていて、その日には撮影は入れない。そして、残りの日はガッツリ撮影です。映画やドラマの世界では「撮休」という概念があって、撮影30日、うち撮休5日、というように、30日間拘束のうち、まばらにお休みの日があるんです。 この撮休がある日に、しっかり寝たり、遊んだりします。ただ、ひとつの作品に従事している間にも、数か月先の仕事のお誘いが来ることが多くて、最近は忙しくてお休みがうまく取れていません」
アプリを複数使っていたり、共有したりと、それぞれにオリジナルのこだわりが見られました。Googleカレンダーが多いかと思いつつ、Yahoo!カレンダーを使っているという声も目立ちましたね。一方で、紙の手帳で管理している10代も。いろいろと試行錯誤しながら、多忙な予定をうまく管理しているようです。
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya