「気になる10代名鑑」の288人目は、高橋真礼さん（18）。世界で活躍するショーモデルを目指し、いまはフリーランスのモデルとして活動しつつ、オリジナルアクセサリーブランドのデザイナーとしての顔も。近いうちに中国進出を考えていると語る高橋さんに、モデルを目指したきっかけや将来の展望について、根掘り葉掘り聞いてみました。
高橋真礼を知るための5つの質問
Q1. いま力を入れていることは何ですか？
「フリーランスのファッションモデルとして活動しています。モデルは今年に入ってから始めたので、半年くらいですね。最近、知り合いのブランドのコレクションにショーモデルとして出演したのですが、すごく刺激的で、モデルになりたいと改めて強く思いました。
それとは別に、最近、歯の石膏をモチーフにしたアクセサリーブランドをつくったんです。まだ本格的に始動はしていないのですが、そちらも頑張っていこうと思っています。歯の石膏をモチーフにしたのには理由があって。もともと、歯並びの悪さがコンプレックスで、それを武器に昇華させたくて、アクセサリーにしたんです。自分にしかつくり出せないですし、他と被らないので気に入っています」
View this post on Instagram
Q2. モデルを目指し始めたきっかけは？
「友人に勧められたことがきっかけ。服は好きだったのですが、モデルになることにはまったく興味がなくて。今年に入ってから、ファッション好きの人たちと多く時間を過ごすようになって、モデルを勧められる機会が増えて、興味が出てきた感じです。
僕はモデルの中でもショーモデルを目指していて。これはもともとランウェイショーを見るのが好きだったことが理由でもあるんですけど、いちばんは、肌で感じられることが多いから。一度ランウェイを歩かせていただいたときの空気感が印象的で、この感覚はショーモデルでしか味わえないと思って目指し始めました」
View this post on Instagram
Q3. 生活する中で心がけていることはありますか？
「積極的にいろいろな場所に行くようにしています。おしゃれな人が集まるところに行くと、ファッション感度を高めることができるので。展示会に行って直接デザイナーさんとお話ししたり、コレクションを見に行ったりして、いろんなことを積極的に吸収するようにしています。
人と話をするのはもともと好きなので、そういった場所では積極的に人に話しかけるようにしています。中でもPOP-UPイベントは、同世代の人が多く集まるので、張り切っちゃいます。実際に今年の5月には、自分にとってファッションのキーパーソンともいえるような同世代の方と出会い、大きな影響を受けました。
普段の服にもこだわっていて、服に興味がないひとが見ても、『服が好きなんだな』と感じられるようにしています。例えば今日は、ベロア生地のジャケットに、フリルシャツと光沢のあるスカートを合わせて、中性的な印象にまとめました」
Q4. 活動をする中で悩むことはありますか？
「ふとした瞬間に、自分の力不足を感じることがあります。特に年上の方といると、考え方や視点が自分より格段に優れていて、経験の差を痛感しますね。超えるべき壁はまだまだ高いですが、しっかり学んでいきたいです。
あとは、同年代で服を作っている子と話すと、自分の到達できないところにいるように感じて、落ち込んでしまうことも。やっぱり彼らは“つくり手”としての目線がを持っていて、それが僕には足りていなくて。でも、モデルをやるのには必要だと思っていて。これがアクセサリーブランドを始めた理由のひとつなんです」
Q5. 将来の展望は？
「冨永愛さんのような世界的に活躍するショーモデルになりたいです。この夢を叶えるためのひとつのステップとして、近々中国に行こうと考えているんです。いまは中国ブランドが強いので、そのぶん、チャンスもたくさんあると思いますし、上海コレクションへの憧れもあります。
それに、僕のキャラクターは、日本よりも中国のほうが受け入れてもらえる気がして。中国語はまったく話せないのですが、あわよくば向こうの事務所に入っちゃえくらいの勢いで頑張りたいと思っています」
高橋真礼のプロフィール
年齢：18歳
出身地：埼玉県川口市
趣味：洋服、サッカー、街の探索、ゲーム、雑貨屋めぐり
特技：ゲーム
大切にしている言葉：人にやさしく己にやさしく
高橋真礼のSNS
View this post on Instagram
Photo : Eri Miura
Text : Mai Sugawara
