いまやお笑いファン、演劇ファンの垣根を越えて、エンタメLOVERたちの熱い視線を集めている8人組「ダウ90000」。Steenzでも、メンバー全員のインタビューを実施しました。
そのダウ90000が、スペシャルなゲストを迎えて「1日限りのライブ」を行う、新しいイベントが始動。その名も「＋90000」！ 記念すべき初回ゲストは、こちらも大人気のお笑いコンビ「Aマッソ」です。12月15日、東京・EXシアターで開催されたこのイベントの速報レポートをお届けします。
ダウ90000のオープニングコント
ステージのトップを飾ったのは、ダウ90000のコント「自由席」。ダウらしい、小ネタを散りばめながらの、恋愛を軸とした会話劇です。8人のメンバーがいるからこそ成立するコントは、さすがの蓮見ワールドといった感じ。
ここに、独特な世界観をもつAマッソがどう絡むのか……いまだイベントの全貌が見えない中で、ワクワクが膨らみました！
イベントの発起人・いとうせいこうさんも登場
さて、ここからがいよいよ本番！ このイベントの発起人であるいとうせいこうさんが神様に扮して、カメラ越しに登場して、今回の特別なイベントの趣旨を解説。さらに、ダウ90000の蓮見翔さんと、Aマッソの加納さんの顔合わせ＆共同執筆の模様、そして忙しい中で行われた稽古の模様などのVTRが流れます。
蓮見さんも加納さんも、ネタを人と共作するのは今回が初めてとのこと。両者ともに独特の世界をもっていながらも、異なる持ち味＆個性が混ざり合って、どんな笑いを生まれるのか……ますます期待が高まりました。
蓮見＆加納のダブル脚本による豪華ステージ
そして始まったステージ。舞台は卒業式を前日に控えた、高校の体育館。いつもよりも明らかにテンション高めの忽那文香さんや、動き＆言動がちょいちょいおかしい中島百依子さんなど、いつものダウ90000との違いを感じていると、そこにAマッソ・村上さんが加わって、コラボレーション感はグッと高まります。
その後、加納さん、さらには蓮見さんが登場すると、物語はググッと転換して、エグいまでの伏線回収＆笑いのるつぼに。広いステージを、「超意外な」使い方で笑いに変えていったのがとても印象的でした。
特に、舞台のセンターに蓮見さんと加納さんが立ち、まわりのメンバーやシチュエーションにガンガンとツッコミを入れるスタイルは、いとうせいこうさんが「ツッコミの機関銃」と喩えるほどのスピード感のある笑いを生んでいました。
詳しいストーリーは、ぜひ配信をチェックしてほしいので割愛しますが、そう、今回の「＋90000」は単なるツーマンライブではなく、蓮見＆加納によって新たに書き下ろされた、長尺の1本の作品。2組がそれぞれ別々にコントや漫才などのネタをやって、ちょっとだけコラボステージがあって……みたいな想像をしていた観客の予想を大きく裏切る、まさに「ここでしか見られない」、めちゃくちゃ貴重なステージだったのです。
見ているうちに「ここがダウっぽいな」「ここがAマッソっぽいな」という感覚を忘れて、10人全員のキャラクターがしっかり活きた、完成された世界を堪能。そして、そこから感じたのは、蓮見さんと加納さん、ネタ担当のふたりのバリバリの「本気」。ご本人たちも「本気出した」と語っていましたが、たった1日の公演なのが勿体なさすぎ！と感じてしまいました。
アフタートークからもわかるダウ90000とAマッソの「本気」
ステージ終了後のアフタートークでは、いとうせいこうさんも登場し、舞台裏などについて、いろいろなお話が聞けました。Aマッソにとっては、こうした長尺の舞台は初めてとのことで、村上さんも「私の演技デビューや」と言っていました。
また、忙しいふた組ということで、長い稽古の時間がとれたのはステージの前日のみだそう。そうとは思えない完成度の高さと、ライブならではのドキドキ感が入り混じり、終わった後、10人が全員、安心していたのが印象的でした。
終演後には、ファンシート購入者限定のシークレットステージも。Aマッソ村上＆ダウの男子4人の変則漫才「ウチ90000」や、吉原さんの華麗なダンスが披露された「ENBU」、忽那ワールドが炸裂した「こんがり山」、そして蓮見さんと加納さんの、ちょっぴりスパイシーな「漫才」の4本のネタが披露されました。
そのうちの1本は、ボーナストラック的に配信にも流れるということで、要チェックですよ！
ライブに行けなかった人に朗報。アーカイブ配信あります！
こちらのライブ、当日見られなかった人のために、アーカイブ配信もあります。アーカイブ視聴可能期間は2023年1月9日（月）23:59まで（予定・期間は変更となる可能性あり）。詳しくはテレ朝動画をチェックしてください。
