2022.12.26 Teen's Snapshots

メジャーからインディーズまで。邦ロックを布教するインフルエンサー【ぴぴみゅーじっく・19歳】

「気になる10代名鑑」の291人目は、ぴぴみゅーじっくさん（19）。専門学校で音楽やエンターテインメントについて学ながら、Instagramで音楽やアーティストについて発信しています。1年前から音楽についての発信活動をはじめ、すでにフォロワーは2万人以上！　そんな音楽愛あふれるぴぴみゅーじっくさんに、活動のきっかけや今後の展望について語ってもらいました。

ぴぴみゅーじっくを知るための5つの質問

Q1. いま取り組んでいる活動について教えてください。

「Instagramで、J-POPや邦ロックのことをメインに、いろいろと発信しています。具体的には、ファンだから知っているコアな情報や、歌詞についての投稿などを、ほぼ毎日発信しています。最近だと、2023年にブレイクすると個人的に信じているバンド14組を紹介しました。

もともと音楽が大好きで、ずっと音楽を聴いている生活を送っています。原点はSEKAI NO OWARI。今年のApple Musicの年間再生時間は90000分を超えていました。軽音部に入っていた時期もあり、自分でもドラムを叩きますが、基本は聴く専で。通っている学校でも、音楽について幅広く学んでいます」

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Q2. 活動を始めたきっかけは？

「いま都内の専門学校に通っているんですが、自宅から学校まで片道1時間半かかるんです。往復3時間の電車の中で、何かできないかなあと思って、Instagramのアカウントをつくりました。

音楽はいつも聴いているし、いろんな曲を知っているから、音楽のことについてなら発信できる気がしたんです。TikTokでバズっている『●●な曲、●選』で紹介される曲もほとんど知っていたし、まわりの友達から『失恋したときにおすすめの曲ってある？』とか『最近おすすめのアーティストいない？』といった相談に乗ることも多かったので。

それに、通学の時間を、ただYouTubeを見るだけで溶かすよりは、何かを生み出したほうが自分のためになると思ったんですよね。だからいまも投稿の画像は全部スマホで、電車の中でつくっています」

Q3. 活動する上で、大切にしていることはありますか？

「フォロワーさんをいかに巻き込むかを大切にしています。ありがたいことに、アカウントを始めてから徐々に増え出して、いま2.4万人ぐらい。同世代の音楽好きの人を中心に、たくさんの人が見てくれていて。同世代にもっと邦ロックを布教したい！と思っている僕にとって、これはすごく嬉しいこと。

フォロワーさんを巻き込むために、ストーリーの質問機能を使ったり、アンケート機能を使ったりして、音楽についての情報交換をしています。例えば、カラオケで盛り上がる曲を聞いて、『10000人に聞いたカラオケで盛り上がる曲』といった投稿にまとめることも。歌詞を投稿している画像も、実はフォロワーさんからの提供だったりするんです。あとは、もらったリクエストに応える企画をつくったり、イベントに招待したりすることもあります」

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Q4. 活動を通して、印象的だった出会いなどあれば教えてください。

「やっぱりフォロワーさんとの出会いは印象的です。コメントやDMで『いつも見ています』や『ぴぴみゅーじっくのおかげで、こんないい曲に出会えた』など言っていただけると、やっていてよかったなってすごく思います。

TikTokでも、同じように音楽について発信していた時期もあったんですが、いまはやっていません。TikTokってバズりやすいけど、フォロワーと関係を築くのが難しいメディアだと思うんです。僕は、同世代の音楽好きとのつながりを大事にしていきたい気持ちが強かったので、Instagramのほうが合っているし、さまざまな機能を使いながら、関係を築くことに注力しています」

Q5. 将来の夢は？

「何らかのかたちで、音楽にはずっと携わっていたいなと思っています。

大きな会場で僕が主催のフェスをやるのも、夢のひとつ。その先駆けとして、今年の6月、同世代のアーティストを招いて『ぴぴフェス』という自分のフェスを開催しました。僕のフォロワーさんやアーティストのファンも集まってくれて、いいイベントになったと思っています。10代のうちに,もう少し規模を広げたフェスをまたやろうと企んでいるところです。

将来は、SNSの設計もイベントの主催もできて、音楽の知識も人脈もある、そんな最強の人になりたいです。なんか、たまにいるじゃないですか。何者なのかよくわかんないけど影響力があって、すごいおじさん。いつか、最強の音楽おじさんになりたいですね（笑）」