
「気になる10代名鑑」の271人目は、優さん(19)。大学進学のために上京したのを機に、ボランティアやインターン活動など、さまざまな活動にチャレンジしてきました。そんな優さんに、これまでに取り組んできた活動やこれから迎える就活、将来について考えていることなど、赤裸々に語ってもらいました。
優を知るための5つの質問

Q1. どんな活動をしていますか?
「東京女子大学の国際社会学科に所属していて、主に英語を使って、経済について勉強しています。最近は就活を始めた影響でなかなかできていないのですが、学外の活動としても、学生団体やNPO法人でのボランティア、コミュニティ運営をする施設でインターンなどをしてきました。NPO法人では学生相談員スタッフとして、産婦人科の先生と一緒に、大学生のヘルスケアや女性の健康に関する相談に立ち会っていました。
こうやって話すと、すごいアクティブに思われるかもしれないんですけど、もともと目立つような活動をするようなタイプではなくて。強いていうなら、中学生のときに生徒会をやっていたくらい。大学進学を機に、漠然とした将来への不安から、いろんな活動にチャレンジするようになりました」
学生だからこそ時間があるからこそ
挑戦できることたくさんしたい。
経験積みたい。
気持ちばっかり先走ってる気がする😵💫
まず何からしようか、— yuu (@yuu___035) October 5, 2022
Q2. 活動を始めようと思ったきっかけは?
「NPO法人で相談員の活動をしようと思ったのは、なんとなくジェンダーや社会福祉に興味があったから。学生団体や長期インターンの活動は、実際に携わっている友達や先輩、同世代の発信する活動内容をSNSで見て、『面白そうだな』と思ってはじめたものが多いです。
1年生のとき、アルバイトをするか、インターンをするかすごく悩んだのですが、バイトするよりもインターンのほうが自分のスキルアップに繋がるんじゃないかなと思って、インターンすることを選びました」

Q3. 活動をするうえでどんなことを大切にしてますか?
「ネット上に情報があふれているいまの世の中で、わざわざ機会を設けて人と話すことの価値は、『相手に安心感を与えられること』にあるんじゃないかなと思っています。
だからこそ、当たり前のことかもしれないけど、相手の気持ちを汲み取る努力をするように常に心がけています。幼少期に転校を経験したからなのか、人と関わるときに、相手の気持ちを優先して考えるような習慣が自然と身についたように感じます。特に、相談員として聞くときの話題は、デリケートな話だったりするので、相手の立場に寄り添う姿勢は欠かせません」
Q4. これまでで印象的だった出会いなどがあれば教えてください。
「今年の夏までやっていた長期インターンでの出会いは、いまの私の考え方にけっこう影響を与えていると思います。
当時の私は、自分の将来や就職活動について漠然とした不安があって……。そんなときに、学生のコミュニティラウンジを運営するインターンをさせていただけることになって。社員さんや先輩、後輩と協力しておこなったインターンは、私にとってかなり刺激的で。いまは離れましたが、ずっと大切にしたいコミュニティなんです。それに、デザインなどの業務に触れたことで、デザインや広報などの仕事にも興味を持つようになりました」

Q5. 今後の展望・将来の夢は?
「まさにいま就活中で、自分がやりたいことってなんだろうと日々考えています。だけどこれまでの経験から、人とのつながりを感じられることに、魅了ややりがいを感じています。だから、そういう瞬間に立ち合えるような仕事につけたらいいなと思っています。
選択肢として地元に帰ることもできるけど、せっかく大学で上京してきたので、東京で自分をもっと高めてみたいし、東京だから挑戦できる機会があると思うんです。
働き方も終身雇用だけじゃないし。だから、視野を広く持って、いろんなことにチャレンジしていきたいです」
優のプロフィール
年齢:19歳
出身地:茨城県
所属:東京女子大学、東京女子大学QGS、学生団体Inter-fair
趣味:韓国ドラマ鑑賞
大切にしている言葉:Think rich, Look poor
優のSNS
Photo:Eri Miura
Text:Ayuka Moriya