Steenz Breaking News

SNS時代ならではの共感!クリスティーナ・アギレラの新MVが「今」に訴えるメッセージとは?【Steenz Breaking News】

SNS時代ならではの共感!クリスティーナ・アギレラの新MVが「今」に訴えるメッセージとは?【Steenz Breaking News】

世の中にあふれる情報から、10代が知っておくべき話題をお届けする、「Steenz Breaking News」。今日は、米国のシンガー、クリスティーナ・アギレラが、20年前に発表したヒット曲「ビューティフル」の新しいMVを公開したというニュースをご紹介します。

20年前の名曲が新MVで蘇る

パワフルな歌声とパフォーマンスで、世界中の人々を魅了する、米歌手クリスティーナ・アギレラ。20年前にリリースされた大ヒット曲「ビューティフル」の新しいMVが公開されました。

「誰がなんと言おうと私は美しい」「誰がなんと言おうとあなたは美しい」と力強い歌詞が繰り返される楽曲。年齢を問わず、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

20年前に公開されたMVでは、ジェンダー、セクシュアリティ、年齢などの多様な属性、境遇の人々が自分らしく生きる姿や傷付きながら奮闘する姿が描かれていました。2022年10月に公開された新MVでは、現代の若者が直面している社会問題「SNSによるメンタルヘルス」にスポットを当てています。

身に覚えアリ…現代っ子こそゾッとする

 

 

新たなMVに登場するのは、同じメイクと格好をして、スマホ片手に自撮りをする少女たちや、鍛え上げた男性の体を取り囲んでスマホで撮影する若者たち。そして、美容整形を連想させる描写の数々です。

加工フィルターで“理想”に近づく顔に自動的に変えられたり、社会が“理想”とする「かっこいい」「美しい」が、ネット広告で絶え間なく流れてきたり……。デジタルネイティブ世代の若者たちは、外の世界から刷り込まれた“理想”と、ありのままの自分の姿のギャップに、いつの間にか苦しんでいる。そんなメッセージが伝わってきます。MVを見た人の中には「身に覚えがある」と、自分を重ね合わせた人もいるのではないでしょうか。

醜形恐怖症や摂食障害を抱える若者も多い現代。クリスティーナ・アギレラは、このMVが公開されると同時に、自身のSNSアカウントにて「外界の声ではなく自分の本来の価値を思い出すこと。そしてバランス感覚を身につけ、ありのままの自分を受け入れること」と、「ビューティフル」という曲とMVに込めた思いを綴っています。

 

「あんなふうになりたい」は誰の気持ち?

二重整形、脱毛、育毛、筋トレなど、現代社会には「かっこいい」や「美しい」に欠かせないと感じてしまうものがたくさんあります。しかし、それは必ずしも「しなくてはいけないこと」ではないのかもしれません。

理想の見た目に対して画一的な基準を設けて、それによって人を判断することは、「ルッキズム(外見至上主義)」以外のなにものでもありません。自分の心の何にある「こうなりたい」は、ルッキズムから教えられたものなのか、それとも自分の内側から芽生えた気持ちなのか……。

その境界線はとてもあやふや。ですが、「自分の容姿はかっこよくないな、かわいくないな、美しくないな」と感じそうになったとき、コンプレックスを感じたときは、この「ビューティフル」を聴いてみましょう。そうすれば、“理想の姿”は内側から自分で決めるものだと思い出して、力をもらえそうです。

Text:Kei Hayashi

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Kei Hayashi

ライター

1997年まれ。2020年〜新卒でフリーライターに。興味関心:Z世代・メンタルヘルス・ジェンダー・消費社会 など。獨協大学外国語学部英語学科卒業。he/they。

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