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櫻井亜蓮インタビュー!映画『80年後のあなたへ 私の卒業 -第6期-』公開記念

櫻井亜蓮インタビュー!映画『80年後のあなたへ 私の卒業 -第6期-』公開記念

若手俳優の発掘・育成プロジェクト『私の卒業』。誰もが経験する「卒業」をテーマに、仲間との別れ、未来への希望を胸に抱くドラマを、オリジナルの映画として制作してきました。その第6期となる『80年後のあなたへ』が公開。今回も、1300名以上の応募者の中から選ばれたキャストに、『Steenz』が単独インタビューを実施。第7弾は、櫻井亜蓮さんをフィーチャーします。

今作『80年後のあなたへ』で、周囲のクラスメイトたちを笑わせる明るいお調子もの、白州晃役を演じた櫻井亜蓮さん。この映画で本格的な演技のキャリアをスタートさせた櫻井さんに、平和をテーマにしたこの映画を通して感じたことや、将来の目標について語ってもらいました。

家族みたいな仲間からたくさんの刺激を受けました

―今回演じたというキャラクター白州晃という人物は、周囲を明るくさせるお調子者のキャラクターでしたが、自分自身との共通点はありましたか?

「僕も学校でいじられキャラだったから、共通点はたくさんありました。

特に、クラスに向かいながら野球部のマネージャーとふざけ合うシーンは、自分が男子校に通っていたころを思い出しました。この撮影をしてるとき、みんなから笑ってもらえて嬉しかったです」

―今回、戦後80年というテーマについて、どのように感じましたか?

「この映画では、戦争を過去のこととして見るだけではなく、どう今後に繋げるか、ということがテーマになっていて、すごく新鮮だなと思いました。

自分はアメリカと日本のミックスということもあって、難しい話だとも感じていたから、戦争や平和について、じっくり考えるいい機会になりました。

昔のことと思わず、未来の世代にバトンを渡していくって、すごく大事なことだから、そういった意味でもこの作品に関われてよかったなと思っています」

―名古屋で過ごす中で、印象に残っている場所を教えてください

「戦争のことが展示してある資料館です。そこにお母さんと離れて暮らす疎開中の子どもの手紙が展示してあって。小さい子でもこんな辛いをしながら毎日を過ごしていたんだと思うと、すごくショックだったし、戦争の残酷さと平和の重要さをものすごく感じました。」

―この映画をどんな人に観てもらいたいですか?

「高校生や中学生の、若い世代に観てもらいたいです。今の若い世代って、ニュースを見るのが習慣になっていない人が多いと思っていて。

青春っていう馴染みやすいテーマの中に、戦争や平和という重要なテーマが溶け込んでいるから、観やすいと思いますし、考えるきっかけになると思います」

―出演したメンバーへの想いがあれば聞かせてください。

「最高のメンバーだったなって思ってます。男女問わず仲がいいし、みんなといると自分の素も出せる。男子の中では最年少だったこともあって、みんなに弟みたいに可愛がってもらいました。撮影が終わるのが悲しすぎて、最終日には号泣してしまいました(笑)

特に、平川丈くんからはすごくいい刺激をもらいました。丈くんは撮影がないときも積極的に現場に顔を出していて。助監督をやったり、ノートを持っていって参考になるところを書いていたりと、なんでも吸収してやろうって気持ちをとても感じたんです。

丈くんを真似して、僕もスタッフの方のお手伝いや、助監督をやったのですが、現場に対する理解がとても深くなりました。映り方や動線を、俯瞰して見れるようになりました」

俳優としてもっと経験を積んで、憧れの新田真剣佑さんに近づきたい

―そもそも、この世界に入ろうと思ったきっかけは?  

「男子高生ミスターコンテストで準グランプリを獲って、今の事務所に所属したのが芸能活動の大きなきっかけです。俳優として活躍したいという想いで上京してきて、去年の夏頃からお芝居をはじめました。

作品への露出としては、『私の卒業』がほぼ初めてのだったんですけど、めちゃくちゃいい刺激を受けていて。俳優をさらに頑張りたいって気持ちが、いま、本当に強いです」

―芸能活動をされていて、大変だなって思うことがあれば教えてください

「やっぱりメンタルケアです。オーディションって、100回受けてもほとんど落ちてしまうような厳しいもので。毎回反省点を探したり、感想を書いたりして、成長に繋げようとするんですけど、やっぱり落ち込むことは多いです。

最近は常に『全部吸収して前を向かなくちゃ!』と切り替えを意識して日々活動に向き合っています」

―ズバリ、お芝居の楽しさとは?

「台本を読んでいて、『なんでこのセリフを言っているんだろう?』と疑問に思った部分を、何度も咀嚼して、『こういうことか!』って腑に落ちる瞬間です。難しいパズルが溶けたような感覚になります。

それを実際に演技に活かせると、ものすごく手応えを感じられて、心から芝居を楽しいと思えるんです」

―俳優として、目標はありますか?

「今年の目標は、俳優としてもっと前に出ること! 今年で19歳なんですけど、20歳までにブレイクしたいっていう目標があって。そのために、沢山の役を演じて、どんどん俳優としての経験を積み重ねていきたいです。

将来的には、憧れの新田真剣佑さんのように、ハリウッドでも日本で活躍できる俳優になること。英語も喋れるという僕の強みを活かして、たくさんの役柄にチャレンジしていきたいです」

私の卒業-第6期-『80年後のあなたへ』概要

公開日

2025年5月16日(金)全国ロードショー

■あらすじ

平和の日が制定できたが、果たしてこれで終わりで良いのだろうか? と考えを巡らせる生徒会長の女の子。
その彼女に想いを抱き、代々続く有松絞りの実家の跡を継ぐ決意をした男の子。
戦争時は疎開先として、戦争の被害にあっていない街、犬山市。
その犬山市に住み、訳あって心を閉ざしている女の子と、矢場とんが大好きな陽気な元野球部員との恋物語。お婆ちゃんからもらった大切なメガネをかけた女の子が、イメチェンをはかる成長物語。
夢を語れずにラジオ局でアルバイトしている大学生の女の子とディレクターの恋。
そんな7人の人物を軸に、戦後80年という節目に、この先の未来に残したいものは何か、という問いに向き合っていき、それぞれが一歩前に踏み出していく青春群像劇。

■予告編

■作品情報

私の卒業 -第6期- 『80年後のあなたへ 』

【私の卒業プロジェクト第6期 出演者】
渡邉このみ 中川翼 向井怜衣 岩崎碧 滝口芽里衣 皆瀬翔 村上なずな 寺島季咲 沢田京海 平田風果 千葉青八 鈴木夢 國分瑠真 瀧澤僚太 櫻井亜蓮 内山優花 野崎珠愛 Hitomi 山本藍 平川丈 川口飛雄我 斎藤さらら 松岡拳紀介

脚本・プロデュース:髙石明彦 音楽:平野真奈
監督:北川瞳 プロデューサー:宮﨑和明
主題歌:乃紫 「透明の楽譜」 (MR8/MIJ Quality Records)
製作:深川辰巳 浦出高史 飯田義典 服部徹
撮影:小野貴宏 映像:佐藤隆彦 照明:後藤史兆 録音:金子徹 美術:小林大輔 編集:伊豆光沙 選曲:泉清二
スタイリスト:上田摩耶 ヘアメイク:駒水友紀 磯﨑智香 音響効果:荒川翔太郎 制作担当:松橋典生
協賛:矢場とん コロナワールド  菅公学生服
企画・制作・配給:THE ICON  ◎私の卒業第6期製作委員会2025

公式ホームページ https://watasotsu.com/
公式X https://x.com/sotsupro
公式Instagram https://www.instagram.com/sotsupro/
公式TikTok https://www.tiktok.com/@watasotsu

櫻井亜蓮のプロフィール

名前:さくらいあらん
年齢:18歳
誕生日:2006年6月27日
出身地:大阪府
特技:英語がネイティブ・バイリンガル

 

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Photo:Kaori Someya
Text:Kanon Yoshizumi

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Kanon Yoshizumi

ライター

2004年生まれ、東京都出身。上智大学文学部在学中。麵処巡りと都内の美術館、有名建築の見学が最近の趣味。Steenzでは、2023年6月より「気になる10代名鑑」のインタビュー記事の制作に関わる。

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