
你好! こんにちは! 国立台湾大学に留学中のKeitoです!
今回は、10月後半に台北で行われたトランスマーチとプライドパレードについて、熱気に包まれた現地からのレポートをお届けします!
第7回トランスマーチに参加して
まずは、10月24日に行われたトランスマーチ。これはトランスジェンダーと性的マイノリティのためのマーチで、今回が第7回目だそうです。わたしは台湾大学で開講されているジェンダー関連の授業でこのマーチのことを知り、当日は日本から来た友人と一緒にマーチに参加しました。
ルートは、台湾総統府の近くにある二二八和平公園(228公園)からスタートし、西門町をぐるっと周って、また公園に戻ってくるというものです。マーチが始まる前には、228公園のステージでコンサートもありました。また、団体ごとに旗が掲げられていて、それを目印に人が集合したり、それを持って行進したりしていました。何本もの旗が一斉に228公園を出て進み始める様子は、「戦国時代?」と時代錯誤してしまうほどでした。

マーチのルートにある横断歩道には、警備員(ボランティアっぽい人もいました)が待機していて、笛で渡るタイミングを案内してくれます。しかし、横断歩道が長く、ダッシュしないと渡りきれないような場面もしばしば……! しかし、警備員の方々が「小心!(気をつけて!)」と声をかけてくださり、安全に行進することができました。また、マーチに参加していない方もマーチの様子を見て手を振ってくれたり、写真を撮ったりと、全体的に暖かい雰囲気でした。
マーチを終えて228公園に戻り、夜ご飯を食べようとしたものの……翌日にプライドパレードが控えていたこともあり、台北は大賑わい! そのため、なかなか空いているお店が見つからず、西門を彷徨い、なんとかご飯にありつけました。この時期に台湾に来る予定の方、マーチやパレードに参加する予定の方は、レストランなどを事前に予約をしておくと安心かもしれません!
東アジア最大級!台湾プライドパレード
そして、トランスマーチの次の日は、プライドパレード(臺灣同志遊行)! LGBTQ+平等を支持する人々のパレードです。今回がわたしにとって初めてのプライドパレードだったのですが、台湾のプライドパレードは東アジア最大級で、今年はは約15万人が参加したそうです。たしかに、プライドパレードの数日前から街全体が賑わい始めている空気を感じました。
プライドパレードは台北市政府エリアからスタートし、大通りを通って二手に分かれて進みます。わたしは、この大通りの沿道でパレードを見ていました。最初に大きなレインボーフラッグが通り、そこからパレード開始!

さまざまな団体や企業、個人がパレードに参加していて、大盛り上がり! いろいろな言語が聞こえてきて、「世界中からこのパレードのために台湾に人々が集まっているんだな」と感慨深くなりました。プライドパレードはお祭りっぽい雰囲気が強かったのですが、反対にトランスマーチはデモに近いような雰囲気もあり、この両方に参加したことでその違いを体感できたように思います。
留学先としての台湾、学びの環境
また、トランスマーチやプライドパレードでは、台湾大学に留学している他の留学生にもたくさん遭遇しました。台湾はアジアで初めて同性婚を認めていて、このような運動に興味を持つ学生たちと共に学べている今の環境がどれだけ恵まれているのか改めて気付かされました。この環境を無駄にしないように、これからも台湾で学び続けたいと思いました。

プライドパレードに合わせて虹色に光る台北101
今日の歌
《彩虹》by 張惠妹: これは、台湾のプライドパレードのテーマソングのようなもので、パレード中も何度も流れていました。性的マイノリティの置かれている状況を彷彿とさせる、勇気を与えてくれる歌詞にも注目です! ぜひ聴いてみてください!
では、また次回! 拜拜👋
Keitoのプロフィール
台北にある国立台湾大学に交換留学中の大学2年生。東京では友人とZINEを作りながら活動中。
レファレンス:
https://www.taiwanpride.lgbt
https://hotline.org.tw/civicrm/event/info?id=845&reset=1






