
こんにちは! アフリカ大陸東部のルワンダという国に住んでいる、カラフルパワフルで元気いっぱいな22歳のカナです! 「Steenz Abroad」シリーズ KANA in RWANDA では、ルワンダに住むことでしか知ることのできないリアルをお届けします!
今回は、ルワンダで過ごすリアルな1日を紹介するよ。
わたしは日本人をルワンダでアテンドする会社を経営しているから、お客さんと一緒に小さな自給自足をしている村に行ったり、コーヒー農園に行ったり、国立公園に行ったり……ルワンダ国内を転々と動き回っていることもよくあるんだけど、大体はルワンダの首都、キガリで過ごすことが多いです。
自然の目覚ましで始まる、ルワンダでのリモート働き方
朝はゆっくりスタート。鳥の声と涼しい風で目が覚めます。ルワンダのオーガニックなフレッシュフルーツとトーストを焼いて朝ごはんはしっかり食べます。
9時半くらいから仕事がスタート! アテンドの会社以外もオンラインで英語と日本語の先生をしたり、アテンドをさせてもらうお客さんや、他にやっているさまざまなお仕事のミーティングをしたり。日本との仕事が多く、時差の関係もあって、大体お昼過ぎにミーティングや仕事を終えることが多いです。
お昼ごはんは、13時過ぎ。ここ最近自炊が楽しい!最近まではルワンダにある韓国料理やイタリアンのお店によく行っていて、1日1度の外食でその日の食事が終わっちゃうっていう、体にもお財布にもやさしくない生活をしてました。
そんな日々を反省しつつ、やっぱり恋しくなるのは日本食。一時帰国をきっかけに、日本からたくさん調味料を持ってきたら自炊の沼にハマりました。おいしいごはんが食べられるし、ルワンダのオーガニックで新鮮な野菜もたっぷり摂れる。今では「これは間違いなく花丸◎」と言えるくらい、満足度の高い食生活になっています。
心動かすルワンダの情熱に触れる
この日は14時ごろにコーヒー農園を経営しているルワンダ人の友人に会いに。「日本の人にもこれから価値が上がっていくであろうルワンダの美味しいコーヒーを届けて、もっともっとルワンダの良さを伝えたいんだよね」という相談を受けました。あつく自分の想いを人に伝えることってそう簡単なことじゃないと思うから、ルワンダ人の情熱にはいつも学ばせてもらうことばかり。
日も落ちてきて、16時ごろからは、わたしの“ごほうびタイム”。最近できた日本人のパティシエさんがやってるケーキ屋さんに行って、個人的にルワンダナンバーワンのケーキを食べに行きます。美味しすぎて、「ほんとにここ、ルワンダだよね?」ってなるくらいの感動! ここがあるおかげで日本のお菓子や甘いものが恋しくならないんです。さらに、ルワンダのレストランやカフェは、ほとんどどこもテラス席でごはんが食べられるので、自然の風を感じながら、緑に囲まれてケーキをいただき、幸せを噛み締めます。
18時には、新しくオープンしたホテルのパーティーへ! キガリを一望できる、大好きな丘の上のホテルによく訪れているのですが、同じ系列のホテルが、新しくもうひとつオープンすると聞いて、参加してきました。
パーティーでは新しい出会いに恵まれ、すてきな夜を過ごしました。イスラエルから移住してきた方と政治の話をしたり、一緒に行った友だちと、ルワンダの若者のリアルについて語ったり、外に出るとやっぱり新しい発見がたくさんあって、そういうのがたまらなく好きだなと思いました。
ルワンダが好きだなあと改めて気付かされた夜
20時には移動し、友達の誕生日パーティーへ。アフロビートやアマピアノの音楽に合わせて、みんなで思いっきり踊る空間。笑い声とリズムに包まれながら、「ああ、やっぱりルワンダに住んでよかったなぁ」と思わされます。
たくさん踊ったあとは23時ごろに帰宅。どうしてもサムギョプサルが食べたくなったので、急いで家で作って食べました。時間がない日なんかは、外でローカルフードをサクッと買って済ませちゃうこともあります。
その後は寝るまで、ゆったり自分時間。日記を書いて1日をゆっくり振り返ったり少し仕事を片付けて、好きな音楽をかけたり。眠くなれば、ルワンダにはない“海の音”をBGMに、眠りにつきます。
ルワンダに来てから、自分と向き合う時間がぐっと増えた気がします。さまざまな文化や価値観、考え方に触れることで、日本とルワンダ、そして海外を行き来する自分の心やマインドが、少しずつ「自分だけのかたち」に整ってきた感覚があります。この環境、そして支えてくれる周りの人たちに、心から感謝しています。新しい出会いや、自分の中にある小さな幸せを見つける力。それはきっと、ルワンダで暮らすようになって、得意になったことのひとつかもしれません。
Edit: Himari Amakata