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昭和の邦楽の魅力を伝えるのが使命。ミュージシャンと執筆者、ふたつの顔をもつ音楽愛好家【SHU-TO.・19歳】

昭和の邦楽の魅力を伝えるのが使命。ミュージシャンと執筆者、ふたつの顔をもつ音楽愛好家【SHU-TO.・19歳】

「気になる10代名鑑」の396人目は、SHU-TO.さん(19)。昭和邦楽の世界に魅了され、その良さを広めるためにミュージシャンとして活動しつつ、研究家として、記事執筆などをしています。昭和の音楽の魅力を伝えることに使命感を感じているというSHU-TO.さんに、活動を始めたきっかけや今後の展望をうかがってみました。

SHU-TO.を知るための5つの質問

Q1. どんな活動をしていますか?

高校時代から音楽を始めて、セッションボーカルや仮歌、コーラスといった歌に関わるスタジオミュージシャンをしています。また、プレイヤーとしての活動とは別に、ライターや専門家として、大好きな昭和の邦楽のよさを広める『昭和邦楽研究家』としても活動をしています。

懐かしい曲を歌えて、それを語れるという自分の強みを生かして、音楽ブログもやっています。そこでは、昭和の音楽アルバムや曲を取り上げ、その意図や作品が訴えることを考察し、3000字くらいのレポートに起こしています。レコードでしか聴けないディープな作品も多いのですが、リアルタイムを知らない若い世代だから思うことを交えて書いています」

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「15歳のとき、歌手である河村隆一さんの曲を聴いて、その個性に憧れを抱いたことです。また、高校の音楽の先生が、スタジオミュージシャンとして活動していたレジェンドで。そういう方の演奏に触れたことも、刺激になりました。

そういった関わりの中で、”昭和の楽曲や、レジェンドミュージシャンたちのすごさを世に伝えなければいけない。この年齢ですごい人たちの演奏を見ることができた自分には、その責務がある”と感じるようになって。それで発信をするようになったんです」

Q3. 活動をする上で意識していることがありますか?

「音楽に対して、とにかく真摯でいたいという思いが根本にあります。なので、『流行らせたい』というよりも、カルチャーの担い手として、ひと役買えたらいいなと思っています。

もちろん、大好きな昭和邦楽やレトロな音楽の魅力をもっと広めたいという気持ちはありつつも、僕が好きな音楽に限らず、誰もがいろいろなジャンルの音楽に触れ、楽しむことのことができる、そんな異文化理解が当たり前にできるような世の中にしていきたいと思っています」​​

 

 

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Q4. どんな瞬間に喜びを感じますか?

自分の書いた文章や携わった音楽が、誰かに届いたときです。そのためにも、自分の個性を大事にしつつ、練習を繰り返し、納得感のある表現をめざしています。他の誰かの心を動かすことができるのは、嬉しいですね。

また、昭和の楽曲をつくられたご本人から、僕がブログで書いた考察に関して、直接意見をいただけたこともありました。ご本人とお話しできるだけでも、とても光栄なことなのですが、さらに直接曲に対する想いなどを聞けたのは本当に贅沢な時間でしたね。

Q5.今後・ 将来の展望は?

「プレイヤーとして音楽に携わる経験と、分析や考察をする専門家という経験、その両者を活かした本を、いつか執筆したいです。

具体的な計画はあって。まず最初に、僕のnoteの記事をまとめた『昭和邦楽ブログ本』を出版して、それから、ロカビリーからシティポップくらいまでの昭和の音楽史を年表にまとめ、さらにいまだからこそわかる情報やエピソードを混ぜた『新約・昭和音楽史』という本を出したいんです。

世界的にも評価が高まっている昭和の音楽ですが、そんな昭和の音楽が好きで好きでしょうがない気持ちと、純度の高いオタクでいる状態のバランスを保ちつつ、自分の仕事やキャリアアップにつなげていきたいと思っています」

SHU-TO.のプロフィール

年齢:19歳出身地:宮城県仙台市趣味:レコード店めぐり、音楽の研究特技:『ママレードボーイ』の主題歌『笑顔に会いたい』の「ド」と「だ」が重なる箇所をうまく歌うこと大切にしている言葉:人は必ずやり直せる

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Photo:Eri MiuraText:Yukiho Wakao

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Yukiho Wakao

エディター

2001年生まれ、法政大学在学中。学内にて地域とカルチャーを軸に集まる学生団体を立ち上げ、多数の企画を実施。また、2つの会社でメディアディレクションやブランディングを修行中。それらの経験を生かし、「Steenz Breaking News」の編集サポートや新規企画を担当。

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