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同世代と仕事をするのが最高に楽しい。人との交流を大切にする高校生起業家【泉房之介・16歳】

同世代と仕事をするのが最高に楽しい。人との交流を大切にする高校生起業家【泉房之介・16歳】

「気になる10代名鑑」の309人目は、泉房之介さん(16)。NFT関連のコンサルティング事業を行う会社の設立に向かって動きながら、学生が自分のやりたいことを見つけられる学生団体の運営も行っています。そんな泉房之介さんに、今の活動までに至った経緯や、根底にある価値観を聞いてみました。

泉房之介を知るための5つの質問

Q1. どんな活動をしていますか?

NFT関連の新規事業立ち上げに関するコンサルティングを行う会社の設立に向けて、同い年の共同創業者と動いています。特に、NFTを新たな収入源にしたいと考えている著名人や企業の支援を行っていく予定です。

またそれとは別に、学生が本当に自分がやりたいことを見つける手助けをする『学生団体DUS』の代表をしています。僕自身、中学生のときに自分のやりたいことがわからなかった経験があって、学生がさまざまな分野の大人と交流し、視野を広げられるイベントを企画しています。規模の小さい団体なので、心の底から仲良くなれる人が集まっているのが特徴です」

 

 

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Q2. 活動を始めたきっかけは?

「中学生の間に遊び呆けてしまったことへの反省がルーツです。古典芸能の家系に生まれて、3歳から中1まで、子役として舞台に出る仕事をしていて、あまり遊べなかったのが爆発したんだと思います(笑)。

中学3年生の終わりに『そろそろなんかしなきゃヤバい』と思って、学生団体の運営経験がある学校の先輩からノウハウを盗みながら、学生団体DUSを立ち上げました。

コンサル事業に関しては、パートナーのきらりくんに出会ったことがきっかけです。何か一緒にやりたいと思った時、Web3に詳しいきらりくんから、NFTというものがあるらしいと聞いたんです。もともと僕がイラストを描いてSNS上で販売していたので、最初はそのイラストをNFT化しようと考えていたのですが、より収益を上げるため、コンサル事業に行き着きました」

Q3. 活動を始めるときのファーストアクションは?

小中高一貫校に通っていたこともあって、いろんな先輩がいて、イベントなどに誘ってもらって、徐々に人脈を広げていきました。自分に関係ないと思ったコミュニティにも出向きましたね。例えば、地方創生に関する中小企業のコミュニティに飛び入り参加したこともあります。地方創生に携わっているわけでもなければ中小企業で働いているわけでもないのに(笑)。

何をすればいいか迷ったら、『筋トレして待つ』感覚でいます。新しい人と話す、新しいものを見る、新しい場所に行く、新しいものを習う……そんなふうに、小さな新しいアクションをすることを心がけています。

それらがいつか活きてくると信じて、ひたすら頑張って詰め込んで毎日を過ごす。そして土曜の午後だけはゆっくりサウナに行ってリフレッシュする。それが今の僕なりの仕事との向き合い方です」

 

 

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Q4. 活動のモチベーションは何ですか?

人と話すのが好きだということです。会社内では営業も僕の担当なのですが、普通なら話せないような人とも、営業だからこそお話しできることもあって楽しいです。

また、同世代の人たちと働けることも、モチベーションのひとつ。特にパートナーのきらりくんは同い年ですが、性格が正反対なので、いつも刺激を受けています。

大人に対して『もし仕事をしなくてもお金が約束されていたら、いまの仕事を続けますか?』と質問したら、僕の経験上、きっと多くの人が『続けない』って答えると思う。偉そうなことは言えないけど、自分はそうなりたくないなと思って。ただし、現実社会ではお金が約束されているなんていうことはあり得ないので、仕事に自分なりの楽しさを感じつつ、それがちゃんとお金になるのかを検証中です

Q5. 今後の展望・将来の夢は?

「いまの事業と団体を大きくしていくのと同時に、大学では経営学を勉強したいなと思っていて。大好きな経営を学問として勉強できたら最高だなと。

また、自分が長い間携わってきた古典芸能の活性化に、僕の会社がDXの面で関われたらいいなと思っていて、いま話を進めているところです。

もっと大きい話で言うと、世の中にインパクトを残すような、子どもから憧れられるような人になりたいです。小学校のとき、伝記を読むのにハマっていて、若くして亡くなったけど、世に大きなインパクトを与えた高杉晋作が特に好きだったんです。当時は漠然とかっこいいとしか思っていませんでしたが、自分を貫き、人生を駆け抜けた姿は、僕の人生の理想に通ずるところがあるんだと思います」

泉房之介のプロフィール

年齢:16歳
出身地:東京都新宿区
所属:株式会社Chaindot、学生団体DUS
趣味:ダンス、散歩、フルート、サウナ
大切にしている言葉:点と点を繋ぐ、やってみなきゃ分からない

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Photo:Eri Miura
Text:Ayaka Shinada

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Ayaka Shinada

ライター

2001年生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学 環境情報学部に在学し、ライターとして活動。「若年層マーケティングメディアSORENA」での記事執筆経験がある。Steenzでは、「気になる10代名鑑」で、学生団体の運営や起業に携わる10代を中心に取材。

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