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目立ちたがりの高校生・植村颯太が「俳優」という生涯の夢を見つけるまで【頬張る、ティーン。#1】

目立ちたがりの高校生・植村颯太が「俳優」という生涯の夢を見つけるまで【頬張る、ティーン。#1】

10代から絶大な人気を誇るあの人のプライベートな素顔にフォーカスし、いつもと違ったオフな表情に迫る、『Steenz』の新しいビジュアルインタビューシリーズ「頬張る、ティーン。」がスタート! 記念すべき第1回に迎えたのは、植村颯太うえむらそうたさん(19)。

『10代女子が選ぶ好きな男性インフルエンサー』(2022年春夏版/マイナビティーンズラボ調べ)で1位に輝いた植村さん。このインタビューの直後、20歳を迎えました。10代の最後に残した、普段は見られない“おいしい素顔”をお届けします。

そして今回、植村さんが頬張ったのは、学芸大学駅そばにある人気の町中華・二葉の「オムライス(800円)」です。

「いただきます!」

「とにかくモテたい!」誰よりも目立ちたかった高校時代

ー植村さんが芸能界に入るきっかけは『男子校生ミスターコン2019』ですよね。出場を決めたきっかけは?

小さいころから目立ちたがり屋な性格で、芸能界にはもともと興味がありました。でも勇気がなくて、一歩を踏み出せずにいたんです。

ミスターコンに出場したのは、通っていた隣の高校に『今日、好きになりました。』(AbemaTV)に参加していた人がいたから。その彼がミスターコン出身で、文化祭に行ったらキャーキャー騒がれていて、まさにスター!(笑)。僕もそんな存在になりたくて、まずはミスターコンで自分の実力がどれくらいあるのか確かめてみたくなったんです。

このレトロなビジュアル……たまりません。

応募と同時にTikTokを始め、毎日投稿していたらバズって……。そうしたら『今日好き』から「一度会えませんか?」っていう連絡がありました。「今日好き」に参加して、恋をするのが夢だったので、もうめちゃくちゃ嬉しかったですね! 大阪から東京までオーディションを受けに行ったんですけど、そのときは落ちてしまって、すごく悔しくて……。

それからはTikTokとミスターコンに集中して。そうしているうちに、また「今日好き」のオーディションを受けないかと連絡をもらい、今度は受かりました! 当時は番組の人気もすごくて。そんな全盛期のときに参加が決まって、めっちゃ嬉しかったですね。

ひと口が、デカい。

–『今日好き』に参加して、周囲の反応は?

それまでは普通の高校生でしたが、世界が一変しました。文化祭には他校の生徒も来て、ちょっとした行列ができたりしちゃって(笑)。

–高校時代という多感な時期にした特別な経験……その後の人生に影響は?

ソウル編とグアム編に参加したころは、めちゃくちゃ人見知りだったんです。だから最初はすごく緊張していたのですが、共に2泊3日を過ごすうちに、だんだんと話せるようになってきて、帰るときにはロケバスの中で泣きました。初めての海外でもあり、普通では体験できない経験でしたね。

特に忘れられないのはグアムの海。パッとカーテンを開けた瞬間に、底まで見えるくらい青い海が飛び込んできて、いまでも鮮やかに思い出します。当時知り合ったメンバーとは、いまもよく連絡を取っています。『今日好き』メンバーは特別な存在であり、大切な仲間です。

「嫌いなマッシュルームが入ってなくて、めっちゃうまかったっす」

いまは仕事ひと筋。「俳優」という仕事に出逢い、毎日が輝き出した

–モデルや俳優として活躍の幅を広げていますが、舞台やドラマの仕事はいかがですか?

『今日好き』に出ていたころは、俳優への憧れはありましたが、自分がなれるはずがないと思っていたし、とりあえず有名になれたらいいな、くらいの軽い気持ちだったんです。プライベートで映画を見るうちに、やっぱりお芝居への興味も強くなってきて。特に惹かれたのは、『HiGH&LOW THE MOVIE』という映画の窪田正孝さん。その演技に魅入ってしまい、強烈に心が揺らいだ瞬間です。

それまで、ミスターコンでもバスケでも、どこか中途半端な高校生活だったんですよね。どこかで「何かに真剣に何かに取り組みたい」って思っていたんですけど、それが僕にとって芝居なんだって気がついて。「役者になりたい」と決意してからは、モチベーションはいつもマックス! いまは役者として売れたい気持ちがめちゃくちゃあります。

中華料理店では珍しいオムライス。「二葉」の名物なんです。

–演技の参考にしていることや目標はありますか?

台本を読み込むとき、その役柄がどういう人物なのか徹底的に調べます。自分との共通点を探したり、どんな環境で育ったかを考えたりして、それをもとに台詞を覚えて。そのために、たくさんの映画を観て、いろいろな役者さんの演技を参考にしながら、日々勉強中です。最近はNetflixで映画を見る時間が至福のときですね。

憧れの俳優さんは、窪田正孝さん、山崎賢人さんなど、何者でも演じられるような方。まだまだ修業中なので、経験を重ねながら少しずつ前に進んでいって、最終的には誰もが知るような俳優になりたい。とりあえずいまは、『次世代のブレイク俳優』のランキングに入ることが目標です。

最近人生が楽しくて、時間が経つのが早過ぎて怖い

–いままでの仕事で忘れられないエピソードは?

神尾楓珠くんが主演の『顔だけ先生』(東海テレビ・フジテレビ)というドラマに、生徒役で出演したんです。初の地上波ドラマが、憧れの楓珠くんとの共演で、とにかく嬉しくて嬉しくて……。それに、楽しいだけじゃなくて、とっても勉強になる現場でした。当時18歳で、学園ドラマに出たかったので、オーディションで決まったときはものすごく幸せでしたね。

黙々と食べすすめる植村くん

–逆に、俳優として、つらかった経験はありますか?

つらいと感じたことは正直ないです! 自分がやりたいことを仕事にできるって最高じゃないですか。いまの僕はまさにその状態。最近、人生が楽しくて、あっという間に時間が過ぎるんです。だからなんか怖くて。1日1日を大切にしながら、俳優としてもっともっと活躍できるようになりたいです。

–初めてのキスシーンは男性相手ということでしたが……。

『キス×kiss×キス〜メルティングナイト〜』(テレビ東京)で、始めてキスシーンをやりました。役者としてキスシーンは外せない道だとは思っていましたが、こんなに早く僕に回ってくるなんて! しかもそれが男性とのキスシーンだと聞いて……超難しかったですね。男性を好きになったことはないので(笑)。

結局、全部で6分間くらいキスしたんですよ。でもそのおかげで、役者として貴重な経験を積むことができました。

熱々スープに思わず「あつっ!」

人生は一度きり。10代は挑戦あるのみ!

–11月26日で20歳を迎えた植村颯太さん。将来の夢を聞かせてください。

いままで本当にあっという間でした。さらに20歳になって、ここからが勝負どき。地上波のレギュラードラマなど、大きな仕事を決めたいですね。SNSの活動頻度を上げて、応援してくださるファンの方を大切にしながら、芝居をもっともっと勉強して、役者としても人間としても成長していきたいなと思っています。

–最後に、10代のみなさんに向けてメッセージをお願いします。

人生って一度きりじゃないですか。最近、時間が過ぎるのが早いから、人生すぐに終わっちゃうんじゃないかと不安に思うほどで……。だから1日1日を大切にしています。みなさんも、自分の人生に流れる時間を大事にしてもらいたい。悔いのないように生きてほしい。

とにかく、自分がやりたいことを仕事にできていることがいちばん嬉しくて、いちばん楽しい。何よりもやりがいがあります。このまま死ぬまで芸能活動を続けていけたらいいな。

「ごちそうさまでした。」

動画で頬張る、植村颯太。

「頬張る、ティーン。」インタビュー動画

動画では、おいしそうにオムライスを頬張る植村さんの姿だけでなく、小中学生のころの話や家族のこと、ひとり暮らし生活のこと、休みの日の過ごし方など、記事には入りきらなかったインタビューを聞くことができます。

植村颯太 プロフィール

2002年11月26日生まれ。大阪府出身。俳優、モデル。
2019年に青春リアリティショー『今日、好きになりました』(AbemaTV)の「韓国ソウル編」「グアム編」に参加して話題に。2021年にテレビドラマ『顔だけ先生』(東海テレビ・フジテレビ)に生徒役で出演し、俳優デビュー。特技は太鼓の達人。趣味は筋トレ、ゲームなど。

今回お邪魔したお店は…

『二葉』

学芸大学駅前の老舗中華「二葉」

電話番号
:03-3712-4152

住所
:東京都目黒区鷹番3-3-17

営業時間

日〜金
12:15~15:00(L.O.14:45)
17:00~20:00(L.O.19:45)


12:00〜15:00(L.O.14:45)

定休日
:火曜日


Text:Ayaka Kishi(MARUSANKAKUSHIKAKU)
Edit:Shinichiro Asai(MARUSANKAKUSHIKAKU)

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