
「気になる10代名鑑」1399人目は、みちかさん(19)。中高校生向け探究学習プログラム『ディスカバ!』で大学生メンターとして活動しています。高校時代のあたたかい先輩との出会いが大きなきっかけとなったというみちかさんに、当時の話や、メンターとしての試行錯誤の日々を語ってもらいました。
みちかを知る5つの質問

Q1. いま、いちばん力を入れている活動は?
「中高校生向けの探究学習プログラム『ディスカバ!』で、大学生メンターとして活動しています。高校生が自分の興味や疑問を深掘りするプロジェクトやワークショップに併走し、ほかのメンターや事務局のみなさんといっしょにサポートしています。
参加してくれた中高生とコミュニケーションを取りながら、考えを深めるための問いかけをしたり、発表やアイデアに対してフィードバックをしたり。一方的に教えるのではなく、問いかけを通して自分自身で新しい気づきを得られるような関わり方を意識しています」
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Q2. 活動を始めたきっかけは?
「高校3年生のとき、進路に悩んでいたわたし自身が『ディスカバ!』のプログラムに参加したことがきっかけです。
はじめて大学のキャンパスを訪れてひとり緊張していたとき、笑顔で真っ先に話しかけてくれたのが大学生の先輩でした。
当時のわたしは、自分の意見を素直に言えるタイプではありませんでした。でも、プログラムの中で思い切ってアイデアを口にしたとき、誰も嫌な顔をせず、真剣に受け止めてくれたんです。『こんなに自分の意見を自由に言えたのは初めてだ』と感動して。
そのあたたかい空気感に惚れて、今度はわたしが誰かの挑戦を支える側になりたいと思い、メンターに応募しました」
Q3. 活動をしている中で、印象的だった出来事は?
「昨年の夏のプログラムで、なかなかワークシートにペンが進まない高校生を担当したときの出来事です。
『いっしょに考えよう』と隣に座っていろいろと問いかけてみたのですが、なかなか心を開いてもらえず、アイデアが出てきませんでした。どうすればいいか悩み、一度立ち上がってあえて少し離れた場所から見守ってみることにしたんです。
すると、その子は自分からペンを取り、ワークシートいっぱいに考えを書き始めました。その姿を見たとき、『必死に声をかけてそばにいることだけがサポートじゃないんだ』とハッとして。相手を信じてあえて距離を置くことも大切な伴走なのだと気づき、ひとりひとりに合わせた関わり方の重要性を学びました」
Q4. 活動をする中でつらかったことは?
「活動を始めたばかりのころ、高校生との距離感が近すぎてうまく話を聞いてもらえなかったり、反応が得られなかったりしたときは心が折れそうになりました。
『自分の関わり方が悪いのかな』と悩んだのですが、立ち振る舞いが上手な先輩メンターをじっくり観察することにしてみて。先輩の立ち方や声のトーン、問いかけのタイミングなどをかたちから入って、見よう見まねで真似してみたんです。
そんな試行錯誤を重ねながら、自分の中でしっかりと『先輩としての軸』を持つことで、次第に高校生とも良い信頼関係を築けるようになっていって。失敗しても『次に活かせる経験になった!』とポジティブに捉えるようにしています」

Q5. 将来の展望は?
「具体的な職業はまだ決まっていませんが、広告業界に興味があります。
ひとつの言葉を通して誰かの心を動かしたり、新しい価値観に出会うきっかけをつくったりすることが『ディスカバ!』にも似ていて。
わたし自身もこれからさまざまなことに挑戦しながら、『これが自分のスタイルだ』と胸を張って言える自分らしさを見つけていきたいです」

みちかのプロフィール
年齢:19歳
出身地:神奈川県横浜市瀬谷区
所属:桜美林大学 ビジネスマネジメント学群、百桜祭実行委員、ディスカバ!
趣味・特技:アイドル鑑賞、ドラマ・映画鑑賞、アコースティックギター、セルフネイル、小指だけ曲げる、口笛
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Photo:Nanako Araie
Text:Selna Iwasa






